もう一人の天才に始まる大事業

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ローマ人の物語〈27〉すべての道はローマに通ず〈上〉 (新潮文庫)

カエサルが飛びぬけ存在感で描かれていたこのシリーズだが、インフラを主役においた今回に限って言えばアッピウス・クラウディウスの天才ぶりも見逃せない。
著者自身「ローマ時代の偉人でこの人の頭の中はどうなっていたのだろう?と本気で考えてしまうのはカエサルとアッピウスだ」と語っている。
ローマ発展の礎を築いたといってもいい街道網と上下水道の整備。万里の長城は外敵を入れないために築かれたものだったがローマは外への道を広げることによってその基盤を絶対のものにした。この思考の違いが面白い。

ローマ人の物語〈27〉すべての道はローマに通ず〈上〉 (新潮文庫)